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技術士の識見に基づき、時代の要請にたった社会的活動を目指す! The Institution of C.I.T.Pro-Engineers

【 特別講義実行委員会 】平成29年度特別講義 実施報告     2018.07.07

千葉工業大学技術士会 特別講義実行委員長 堀田 光

 千葉工業大学から要請の特別講義について、平成29年度の実施状況を報告致します。
 平成29年度も千葉工業大学から、特別講義の要請がありました。対象学科は、工学部の建築都市環境
学科と機械サイエンス学科、電気電子情報工学科、ならびに創造工学部の都市環境工学科の4学科から
です。以下に特別講義内容を示します。

1.工学部 建築都市環境学科

工学部 建築都市環境学科の内海 教授ならびに吉村 教授(3年クラス担任)から特別講義の要請があり、
千葉工業大学技術士会として対応を致しました。同学科の特別講義内容を以下に示します。

(1) 講義名:「技術士の資格取得モチベーションアップ」に関するレクチャー
(2) 講義の主旨:講義は、3年生を対象とした技術講習で「専門特別講義内講義」
 ※ 内海 教授からの要望:3年生を対象に、「技術士取得にむけたモチベーションアップ」を主題とし
    た講義をお願いしたいと考えております。内容は、業務経験等を通じて感動したこと、建設に携
    わることの素晴らしさなどを自由に忌憚なく語って頂き、若い世代に夢を与えて頂ければと考え
    ております。
(3) 講義対象者:建築都市環境工学科の3年生の学生約50名を対象
(4) 講義概要 平成29年5月29日(月) 16:40〜17:10 (5限)津田沼キャンパス 6号館
  講師:松野 勝 氏 ( 技術士(建設部門) 所属:開発虎ノ門コンサルタント(株) )
   @ 建設コンサルタントの役割と現状、技術士(補)取得の意義
   A 技術士としての経験談:土木業界や建設コンサルの役目と今後の課題について説明


2.創造工学部 都市環境工学科

 創造工学部 都市環境工学科の内海 教授から特別講義の要請があり、千葉工業大学技術士会として対応を
致しました。同学科の特別講義内容を以下に示します。

(1) 講義名:「資格の必要性」
(2) 講義の主旨:講義は、1年生を対象とした技術講習で「専門特別講義内講義」
 ※ 内海 教授からの要望:土木系の資格の必要性について講義をお願いします。また、業務経験等を通じ
    て感動したこと、建設に携わることの素晴らしさなどを自由に忌憚なく語って頂き、若い世代に夢
    を与えて頂ければと考えております。
(3) 講義対象者:都市環境工学科の1年生の学生約140名を対象
(4) 講義概要 平成29年7月25日(火) 14:30〜15:15 (4限) 津田沼キャンパス
  講師:松野 勝 氏 ( 技術士(建設部門) 所属:開発虎ノ門コンサルタント(株) )
   @ 建設コンサルタントの役割と現状、資格としての技術士(補)取得の意義
   A 技術士としての経験談:土木業界や建設コンサルの役目について説明


3.工学部 機械サイエンス学科

 工学部 機械サイエンス学科の高橋 准教授から、昨年度と同様に「機械工学演習」として4日間の特別講義
の要請がありました。同学科の特別講義内容を以下に示します。

(1) 講義名:「平成29年度 機械工学演習」
(2) 講義の主旨:講義は、3年生を対象とした機械工学演習。
 ※ 高橋 准教授からの要望:工学演習なので一方的な講義ではなく、学生とコミュニケーションを取って欲
    しい。経験談を中心に、技術士の仕事・資格も踏まえてお話し頂ければと思います。
(3) 講義対象者:工学部 機械サイエンス学科 4つの専攻コースの内、機械工学コース(3年生)120名、機械設
    計・開発コース(3年生:JABEE対象コース)40名等の2コースの学生160名を対象
(4) 講義概要 平成29年11月16日(木)から4回、津田沼キャンパス

 1) 平成29年11月16日(木) 13:10〜14:40 (3限) 435教室
  講師:相馬 裕 氏 ( 技術士(建設部門) 所属:弾性波診断技術協会 )
  「社会人となる前の心がまえ」−千葉工業大学を巣立つ君たちへ−を説明
   ・卒業後の社会生活 ・国際化の波に乗る(君たちの舞台は世界だ)
   ・我が国家資格(技術士)を取った目的 ・技術士を持つという事とそのメリット
   ・他大学卒業生とは違った生き方

 2) 平成29年11月30日(木) 13:10〜14:40 (3限) 435教室
  講師:今井 誠 氏 ( 技術士(機械部門) 所属:石井特許事務所 )
   @『技術士』を何故目指すのか(動機付け)と技術士取得に際しての苦労話などを説明
   A 技術士としての経験談:特許とは何か、特許申請の方法・国際特許などを説明
  講師のコメント:大学祭でのキャリアパス相談会のお陰もあってか、授業終了後に熱心に1次試験について
    聞いてくる学生が何名かおりました。これは昨年までにはなかったことです。学生の意識向上に繋がっ
    たかなと実感しております。

 3) 平成29年12月 7日(木) 13:10〜14:40 (3限) 435教室
  講師:堀田 光 氏 ( 技術士(建設部門) 所属:堀田技術士事務所 )
   @ 建設コンサルタントの役割と現状、資格としての技術士・技術士補取得の意義について説明
   A 阪神淡路大震災以後の地震被害調査結果を基にして、土木構造物の設計・施工の変遷を分かり易く説明

 4) 平成29年12月14日(木) 13:10〜14:40 (3限) 435教室
  講師:五嶋 智久 氏 ( 技術士(建設部門) 所属:太平電業(株) )
   @ 大学講義が会社でどう役立っているか?をテーマに説明
   A 就職活動についてのアドバイスを行う。


4.工学部 電気電子情報工学科

 工学部 電気電子情報工学科の宮田 教授から、昨年度と同様に「技術者倫理・特別講義」として4日間の特別
講義の要請がありました。同学科の特別講義内容を以下に示します。

(1) 講義名:「技術者倫理」
(2) 講義の主旨:電気電子情報工学科の3年生を対象とした「技術者倫理」に関する講義を行なう。
 ※ 宮田 教授からの要望:同科では、進路選択や学習内容と実社会との繋がりについての指導など種々の試みを
    しております。なお、電気電子情報工学科としては、今年度が最後の技術者倫理の講義となります。
    皆様には、大変お世話になりました。御礼を申し上げます。
(3) 講義対象者:第1週から第3週までは、電気電子情報工学科総合システム工学コース(JABEEコース)3年生
    の30名。第4週については、電気電子情報工学科3年生の約80名。
(4) 講義概要 平成29年12月12日(火)から4回、津田沼キャンパスにて実施
  担当先生:工学部 電気電子情報工学科 宮田 教授

  1) 平成29年12月12日(火)10:40〜12:10 (2限)634教室
   講師:小久保 優 氏 ( 技術士(建設部門・環境部門) 所属:小久保都市計画事務所 )
   講義題目:「JABEEの審査基準とAPEC、EMFについて」
   講師のコメント:「JABEEと技術士の国際化」で訪問した南欧,東アジアでの話題も含めて説明し、経験し
     たJABEE審査の意義と内容、評価委員会等の話題などを学生にアピールしました。

  2) 平成29年12月19日(火)10:40〜12:10 (2限)634教室
   講師:奥山 晴及 氏 ( 技術士(経営工学部門) 所属:奥山技術士事務所 )
   講義題目:「エンジニヤリングと海外プロジェクト」
   講師のコメント:私自身が海外(米国、東南アジア)にて経験したことをベースに、工場の設計から試運転
     までのエンジニヤリングおよび海外生活の一端について、学生にアピールしました。

  3) 平成30年1月16日(火)10:40〜12:10 (2限)634教室
   講師:久多羅木 吉治 氏 ( 技術士(建設部門) 所属:東亜建設工業(株) )
   講義題目:「国際規格と相互認証の動向」
   講師のコメント:益々グローバル化するこれからの国際社会に対し、「APECエンジニア」、「EMF国際エンジ
     ニア」の両資格に関する最新の動向を解説するとともに、これらの制度と仕組みについて、特に着目し
     て講義を行いました。

  4) 平成30年1月23日(火)16:40〜18:10 (5限)634教室
   講師:小笠原 睦 氏 ( 技術士(情報工学部門) 所属:(株)コーエイシステム )
   講義題目:「情報管理、システム等をキーワードとした最先端技術」
    @ 千葉工業大学技術士会の紹介
    A 経験に基づく、大学時代に学んだ知識の活用例
    B 一般資格および技術士資格取得の勧め
     (資格の種類,資格取得の意義,メリット,デメリット)
    C 就職活動に際してのアドバイス
    D 最近の情報処理事情(情報処理分野における技術動向)
   講師コメント:「技術者倫理」という題材ながら、これから社会人になる学生への動機付けとしての内容を
     主とした。大学時代に学んだ知識が社会人に成ってからどの様に役立ったか、一般的な資格取得および
     技術士資格取得の意義について、また、社会人に成るに向けての「備え」について具体的に説明した。
     全般的に真面目な受講姿勢であり、資格取得のメリット、就職活動への備えについては熱心に聞き言っ
     ていた。

  ※ なお、次年度からは、先進工学部 知能メディア工学科の苣木(ちさき)教授が担当となります。


5.創造工学部 都市環境工学科

 創造工学部 都市環境工学科の内海 教授から特別講義の要請があり、千葉工業大学技術士会として対応を致しま
した。
同学科の特別講義内容を以下に示します。

(1) 講義名:「先輩エンジニアが語る」
(2) 講義の主旨:講義は、1年生を対象とした技術講習で「専門特別講義内講義」
  ※ 内海 教授からの要望:内海先生から、まだ1年生でもあり専門的なことは避けて頂き、業務経験等を通じて
     感動したこと、建設に携わることの素晴らしさなどを自由に忌憚なく語って頂き、若い世代に夢を与え
     て頂ければと考えております。
(3) 講義対象者:都市環境工学科の1年生の学生137名を対象
(4) 講義概要 平成30年1月23日(火) 14:30〜15:15 (4限) 津田沼キャンパス
  講師:河瀬 日吉 氏 ( 技術士(建設部門) 所属:JR東日本コンサルタンツ(株) )
   @ 八千代エンジ入社と転職の経緯、会社での実績と橋梁の紹介 (RC橋、鉄道橋、北陸新幹線)
   A 学生に求められる素養(コンサルタンツ)と人生における縁。そして、技術士資格の意義
  講師のコメント:学生時代から始まったコンクリートとの縁を紹介しながら、八千代エンジにおける橋梁を中
    心とした経歴、技術士資格の意義について語り、45分程度の短い時間で質問もなく終わる。将来に向けて、
    彼らがヒントをつかんでくれれば良いと考える。
    補足:PC工学会の監事を務めていることから、PCに興味を持ってほしいとの意味を込めて以下の
       冊子15部を配布
        プレストレストコンクリート工学会投稿報告
         @ 40年を経過したPC橋の変状・劣化対策
         A 中間橋脚が沈下した2径間PC床版橋の検証