平成30年度千葉工業大学大学祭(11月23日〜25日)において「技術士キャリアパス相談会」を開催しました。
詳細については総会資料に掲載しましたので、そちらをご覧ください。
大学祭開催期間中(3日間)、津田沼校舎6号館645教室にて技術士キャリアパス相談会を開催致しました。
3日間における総来場者数は213人であり、内、本学学生は151人に上ります。
本年度は昨年度の1.6倍の入場者がありました。特に学生については昨年のほぼ3倍の入場者数でした。
学生の入場者の延びの要因として、大学祭前に大学側にご協力頂き、全学生が閲覧する電子掲示板に技術士キャリアパス相談会について告知したことが大きいと思料致します。
2018年の来場学生の内訳を分析すると、学年次が上がるにつれ、来場数が減少する傾向がみられました。これは、昨年の傾向に比べて大幅に変化がある点でした。
やはり、最近の学生は、就職に備えて少しでも自分を有利に立たせるために早い段階から情報収集する傾向があり、それにより技術士についても興味を持った学生が多かったと思料致します。
実際、来場した1年生及び2年生と話をしてみると、すでに就職を見据えて何をすべきかと考えている学生が多く、説明する我々の方が彼らの意識の高さに驚かされました。
年次が上がるにつれて来場者が減るのは、3年生及び4年生では、特別講義を通してすでに技術士の情報を得ている学生が多かったからだと思料致します。
キャリアパス相談において、情報系、ロボット系、経営工学系、生命科学等の学生からの質問に対して十分なフォローができなかったと思料致します。
今後、千葉工業大学技術士会におけるこれらの学科に関連する分野の技術士の確保が急務であると思料致します。
令和元年度については、11月22日〜24日に大学祭が開催予定であり、千葉工業大学技術士会大学祭展示委員会の活動として、引き続きキャリアパス相談会を大学祭で開催する予定です。
(1) 全学生への告知は効果があり、次年度以降も告知を行う。
(2) 可能ならば理事会参加、できなくても相談会のみでもいいので新しい技術分野(情報系、ロボット系、経営工学系)の技術士を確保できないか。
(3) 比較的新しい分野(※)の学科における技術士特別講義の実施を各学科担当の先生方と協議していく必要があると思料致します。
※情報通信システム工学科、未来ロボティクス学科、プロジェクトマネジメント学科 及び 生命科学科 など
(4) 学生の来場目的、意識調査等を行い、次年度以降の展示内容等に反映させる目的で来場者へのアンケートの実施する予定です。
(5) 技術士1次試験合格者増による就職率の向上等を図るため、学生課、就職課等と今以上の協力関係を構築できないか。
就職率がアップすれば、学生の志望者増加だけでなく、学生の質も向上すると思料致します。